フロントページで最初に簡単に説明しましたが、もう少し詳しく、具体的な海外旅行の提案をします。
以下は私の特徴、経験を生かしたものですが、もちろん全く別にどこそこへ行きたいが、等の要望にも簡単にお応えできます。
何せ75ヶ国も自分の足で歩いていますから。
提案1

私の第2の故郷、Westfield, NYを中心に訪れる旅。ニューヨーク州と言っても、NYCからは車で8時間もかかるくらい離れている、しかも田舎町です。何もないように見えますが、そこが住んだことのある、同級生などの友達のたくさんいる私の強みです。町の中心にはリンカーンと少女の銅像があります。有名なエピソードですが、この町の少女が大統領選前のリンカーンに手紙を書き、おひげを生やした方が格好いいですよと。リンカーンはこのアイデアが気に入り実行しました。無事に大統領に当選したリンカーンは当時のシカゴからワシントンDCへの列車の旅で、まだ旅客列車が停まっていた当時の駅でこの地を訪れ、この少女にお礼を言ったのです。
また、近くには1時間半ほどでカナダとの国境のナイアガラの滝があります。年配の方はテレビの創成期、アメリカのドラマでコメディ・「ルーシー・ショー」を覚えているかもしれません。実は、あの名女優ルシル・ボールはこの近くのJamestownの出身で彼女の記念館があります。また、以前はWelch’sの本社があったくらい原料のブドウの栽培地で有名です。私は友達がいるのであのアメリカらしい巨大なトラクターで大胆にブドウを収穫するのを体験させてくれます。しかも、今はより利益率の高いワイン用のブドウも栽培し、ワイナリーも数ヶ所あります。 しかも宿泊ホテルは何と私のホストファミリーの家です!歴史のないアメリカではむしろ古いものを有難がります。それで、ヴィクトリア調の船長が建てたらしいこの家は町の人が是非残して欲しいと大手のドラッグストアが進出した時に100mくらい道路を通って移動したくらいです(アメリカらしいスケールの大きさ!)。つまり、民泊のような経験ができます。もちろん、私自身には若い頃の思い出の家に泊まれます!
提案2

こちらも私が1年ちょっと住んだことのあるニューメキシコ州のAlbuquerque(アルバカーキ)です。アメリカ人でもメキシコと間違うくらいですが、州の名前でアメリカです。でも、南西部でメキシコとも国境を一部接しています。名前の通り、かなりメキシコの影響を強く受けている地域で、しかも建物がユニークでアドビ(Adobe)と呼ばれる「日干しレンガ」の角が直角でない柔らかい建物です。しかも、すぐ近くには宮沢りえのヌードで有名になったSanta Fe(サンタフェ)があります。その少し北には世界遺産であるTaos(タオス)という町があり、何とインディアン(プエブロ族)(今はnative Americanと呼ぶのが正しい)が実際に暮らしている一帯が観光地になっています。しかも、アメリカにしては珍しくお土産の宝庫です。トルコ石の原石など女性には魅力的だと思います。手頃な値段の宝石が沢山あります。
もう一つのお薦めが、日本では見ることもできない地平線に真っ赤な大きな太陽が西の大地へ沈んでいく日没です! I-40と呼ばれる高速道路がまっすぐ東西に走っているので、砂漠のような回りに建物のない豪快な景色が楽しめます。この辺りは標高が2千メートルほどあり空気が薄いのです、ですから太陽が異常に大きく見えるらしいのです。高さ的にはギリギリで高山病にかかる人はほぼいません。日本とは正反対の気候で、砂漠に近く湿度は極端に低くアドビの建物の日陰に入ればヒンヤリです。でも、太陽はジリジリと焦げるように強いです。紫外線も強いので、医学的には日本では稀な皮膚がんの宝庫です。
提案3

イタリア。
いくつものお勧めコースがあります。まずはナポリを中心にします。世界遺産の街ですし、見どころは山ほどあります。「ナポリを見て死ね」と言われるようなヴォメロの丘の上からのナポリ湾とヴェスヴィオ火山の絶景!スパッカナポリ(ナポリを真っ二つの意味)という狭い下町の一直線の通り。いくつもの教会やその中にある絵画や彫刻。食べ物はナポリピッツァが有名で、水牛の乳からのモッツァレラチーズが最高です。
近くには有名なカプリ島があります。ナポリ港から船で1時間ちょっとです。
「青の洞窟」はあまりにも有名です。その隣があまり知られていない穴場のイスキア島です。温泉で有名な島で、一番のお薦めがポセイドン温泉公園です。あまりに巨大な高低差のある敷地に30近くのいろいろなタイプの温泉があります。水着を着て混浴なので見た目で温水プールと誤解している日本人が多いようですが、ちゃんとした温泉です。 またナポリの郊外には世界遺産のポンペイの遺跡があります。北の郊外にも世界遺産のカゼルタ宮殿があります。 この辺りだけで10日間ほどの行程です。
提案4

ナポリの街だけにして、隣のプーリア州へ一気に行くのが私のお薦めコースです。少し距離、時間がかかりますが途中に予約必須のレストランがあり、3時間の昼食が楽しめます。Antichi
Saporiというお店で、南部イタリアらしくヘルシーに野菜料理が20皿くらい出ます。内陸部で敢えて魚介類は出さず、野菜以外は肉やソーセージを出してくれます。その近くにカステル・デル・モンテというユニークな八角形のお城があります。これも世界遺産です。そして、夕方までにプーリア州のどこかに宿泊します。
そこを拠点にすれば、数時間の範囲で見どころが山ほどあります。まずはアドリア海に面したPolignano a Mare(ポリニャーノ・ア・マーレ)で橋から絶景の海岸線が見えます。
近くには、「ボラーレ」の歌で有名なドメニコ・モデューノの手を広げて歌っている銅像があります。また、宇多田ヒカルが二度目の旦那さんとの結婚式を挙げた教会・サンタ・マリア・アッスンタ大聖堂があります。
少し内陸部にはトンガリ屋根に白い壁の家々が並ぶ世界遺産Alberobello(アルベロベッロ)があります。丘の上に白い家が並ぶ「白い街」Ostuni(オストゥーニ)もあります。Savelletri(サヴェッレトリ)という漁村には海の幸のレストランが並んでいます。イタリアでも珍しい生ウニまで出すレストランもあります。
厳密には隣の州ですが、少し西へ行くとマテーラという洞窟住居で有名なこれまた世界遺産の街があります。見どころだらけで、私は穴場と思っていたのですが有名になり込み合いそうな予感がします。2024年6月のG7サミットがこの辺りのプーリア州Fasato(ファザート)で行われたからです。